●お城の敷地内にある動物園
お城の敷地内にある全国でも珍しい動物園です。大正時代の開園以来、無料で運営しており、令和6年4月1日末現在、ほ乳類20種75点、鳥類26種71点、は虫類5種9点、合計51種155点の動物を飼育・展示しています。ぜひ一度遊びにきてください。
入園料 無料
開園時間 9:00〜17:00
休み 6~9月、12~2月の火曜日(祝日の場合は直後の平日)
営業日カレンダー(PDF)
公式インスタグラムで動物たちの様子を公開中!
●紀州犬について
食肉目イヌ科
紀伊山地一帯が原産の日本犬で天然記念物に指定されています。
ピンと立った三角耳と少し細めの目つきが特徴で、体毛は白い個体が多く、狩猟犬として活躍していました。
当園では「アヤメ」と「サツキ」の2頭を飼育しています。
「アヤメ」と「サツキ」はアレルギーがあるため、普段は動物園事務所内で飼育しています。
朝と夕方に和歌山城公園内をお散歩していますので、見かけたら声をかけてあげてください。
★紀州犬無料ふれあい体験(無料)について
平日11:00~11:15、土日祝11:00~11:30、14:30~15:00
水禽園入口付近で開催しています。暑さや体調によりお休みさせていただく場合があります。
(注意:7~9月中の夏季は体調を考慮し中止します。)
●初代動物園長ベニーについて
平成6年に京都市動物園から来園したメスのツキノワグマで、愛称ベニーの名で市民から親しまれました。平成27年の100周年記念事業の一環で行われた動物選挙で園長に就任し、長年、来園者を楽しませてくれましたが、令和6年7月18日に老衰による心不全のため、息をひきとりました。(享年31歳)
ベニーが残したたくさんの思い出を忘れることなく、後世に伝えていきたいと思います。
●動物園サポーター募集!
動物園の活性化を図るため、みなさまのご協力をお願いします。
また、園内では動物缶バッジ(1個200円)を販売しています。
缶バッジついては動物園事務所までお問合せください。
和歌山城公園動物園事務所 073-424-8635
動物園サポーターについて詳しくはこちら
●動物園の歴史
和歌山城公園は、大正4年(1915)に公園全体の整備計画が
発表・着手され、その時に和歌山城公園動物園の基礎となる「鹿、猿、水禽の飼養場」がつくられました。計画のでき
た当時は、国内に上野動物園、京都市動物園、天王寺動
物園の3つしか動物園がなかった時代。当園の正確な開園
日はわかっていませんが、大正8年の新聞に「規模は小さ
いが、秋晴れの1日を家族で楽しく過ごせる動物園」と紹
介されており、身近な動物たちとのんびり過ごせる環境は、
100 年を経ても変わっていません。
その後、戦中戦後の食糧難の時代になり、当園は一時閉園
に。昭和43年(1968)に現在の姿に整備され、昭和45 年
(1970)にリニューアルオープン。現在のようにほ乳類を
中心に飼育する「童話園」と、水鳥を中心に飼育する「水
禽園」の二つに分かれた施設となりました。